2007年02月22日

〈実施基準対応〉日本版SOX法の実務の手引

評価 本 本 2007年1月発行

目次    全222P
第1部日本版SOX法を正しくつかむ
1.法対応がそのまま企業改革につながる
2.これだけ知っていれば日本版SOX法の基本はおさえられる
3.日本版SOX法実施基準により評価範囲を決める
4.日本版SOX法実施基準により評価方法を決める
第2部日本版SOX法に効率よく対応する
1.日本版SOX法の対応手順を正しく理解する
2.日本版SOX法を整備する支援ツールを使いこなす[理論編]
3.日本版SOX法を整備する支援ツールを使いこなす[活用編]
4.ITコントロールが日本版SOX法対応を支える


 今年に発売された書籍であり、去年11月に発表された「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準」をいち早く解説し、いままでのものより、一歩踏み込んだ内容になっています。
 後半は、ITツールについて書かれています。今までは、「どのようなことをやるのか」が中心でしたが、「どうやるのか」が書かれています。
 この書籍に書かれているように、ツールとしてのソフト選びは重要になります。本当に、エクセルやワードでこと足りるのか?
 ただし、この点は大変重要な点でもあるので、今後さらに詳しい書籍が出るのではないかと思われ、当該書籍を今買うかは、、、?

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2007年02月21日

わかりやすいコンプライアンス【第2版】

評価 本 本 2006年7月発行

目次    全232P
1.企業がコンプライアンス違反行為で倒産する時代
2.コンプライアンス姿勢の確立と実行
3.企業成長を阻む主なコンプライアンス違反行為
4.業務遂行で陥りやすいコンプライアンス違反
5.うっかり陥るコンプライアンス違反

 今まで出されているコンプライアンス書籍と比して、前半の理論的な解説には、特に目新しいことが書いてある訳でもないが、後半の具体的な陥り易いコンプライアンス違反項目は、他の書籍にはあまりなく、詳しく書かれている。 コンプライアンスを学ぶ1冊目より2.3冊目におすすめです。

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2007年02月20日

なぜ企業不祥事は、なくならないのか

評価 本 本 本 本 2005年3月発行

目次    全281P
1.なぜ企業は危機に陥るのか
2.危機管理失敗の三つの共通点
3.実践的リスク・マネジメント論
4.危機に立ち向かう四原則
5.ケース・メソッド「危機管理」
6.伸びる会社のコンプライアンス経営

 実践経験豊富な弁護士が著者であり、理論的なものよりも、企業にありが陥りやすいコンプライアンス体制の整備方法などを、具体的事例を交えて説明している。また、不祥事を起こしてしまった時の対応なども、事例で解説しているのでわかりやすい。
 専門用語やわかりにくい言い回しも少なく、読み易く理解し易い内容になっています。

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2007年02月19日

内部監査で不祥事をなくせるか

評価 本 本 2006年8月発行

目次    全211P
1.内部監査人の世界
2.不祥事は、なくならない
3.弱い動物、それが人間
4.休憩室

 会計士や学者ではなく、豊富な実務経験者が著者であり、たんに『あるべき姿』を書くのではなく、実務で培った視点から書かれているので面白い。実務は学者の語る、きれいごとだけでは進まない、人間の未熟さ、愚かさ、弱さとの戦い。
 ただし、内部監査とは直接関係のない内容が多く有り、業務作業の参考として読むのにはおすすめできない。

posted by アイポ at 14:53| Comment(0) | 内部監査

2007年02月18日

コンプライアンスの考え方

評価 本 本 本 2005年2月発行

目次    全227P
1.なぜ「コンプライアンス」と呼ぶのか
2.企業倫理とは何なのか
3.どう実践するのか
4.隣接概念との関係
5.背景にある法文化
6.誤用と悪用
7.どこまでやらなければならないのか
8.日本企業の二一世紀的挑戦

 コンプライアンスの基本を学ぶのに、内容的にも量的にも適当で、大きさも文庫本サイズで移動中の読書にも便利です。
 ノウハウ本ではないので、「何をやるのか」「どうやるのか」など具体的なことは、書かれていません。コンプライアンスの意味や背景など知るための本です。

posted by アイポ at 14:53| Comment(0) | コンプライアンス

2007年02月16日

業務マニュアルの作り方・活かし方

評価 本 本 本 本 2005年4月発行

目次   
1.マニュアルの重要性の再確認
2.育成・評価との連動
3.マニュアルの作成に向けた準備
4.マニュアルの作成手順
5.マニュアルの活用
6.マニュアルの見直し・改訂
7.マニュアルの活用・促進
8.こんな時、どうする!
9.マニュアルを"評価"する

 マニュアルの作成方法・活用・見直し・評価など、マニュアルに関する一連のノウハウが書かれています。図解も多く読み易く、具体例も多いので、マニュアル作成の『最初の一歩(基本を学ぶ)』として、読むのに適しています。
 なお当該書籍は、今回の『内部統制構築』を目的に書かれているものではありません。

posted by アイポ at 21:29| Comment(0) | マニュアル・文書化

2007年02月15日

フローチャートによる事務分析

評価 本 本 1993年11月発行

目次    全221P
1.事務管理と事務分析
2.事務分析の進め方
3.フローチャート分析
4.事務機械化分析
5.帳票分析
6.ファイリング・システムの導入
7.職務分担分析
8.事務作業分析
9.事務の標準時間設定
10.オフィス環境分析

 業務フローの改善方法を様々な角度から書かれている。
フローチャート書き方である、産能大式NOMA方式の解説、ファイリング・帳票・職務分担・事務の標準時間・オフィス環境分析など。
 業務改善を本格的に導入する際にはよいが、『公開準備』目的の業務フローとなると、『ここまでは不必要』と思われる部分が多々あるので、時間的に余裕がない場合はおすすめできません。
 ただ、日本版SOX法から求められる、業務の文書化には役に立ちます。


posted by アイポ at 16:05| Comment(0) | フローチャート

2007年02月14日

図解のルールブック

評価 本 本 1995年6月発行

目次    
1.総論
2.箇条書・表
3.グラフ
4.理論図解
5.図解ルール化の理論

 社内資料ではどんな資料を作ろうと構いませんが、上場申請書類?・?の部等の社外資料を作成する場合は、『図解の基本ルール』を知っていると有効です。
 更に公開後は投資家への社外説明資料等が増え、その資料はある意味『会社の顔』となり得るもので、おかしな図解などを載せられません。

posted by アイポ at 21:23| Comment(0) | その他

2007年02月13日

フローチャート式ですぐに使える内部統制の入門と実践

評価 本 本 本 本 2006年10月発行

目次
1.内部統制が法律になる?
2.法律になったらどうすればいい?
3.社内チェックを整えるための?@〜?H
4.業務フローがわかる資料
5.リスクと社内チェックの分析
6.業務プロセスを例示する上での前提
7.販売プロセス
8.購買・在庫プロセス
9.経理・財務プロセス
10.人事プロセス
11.補足論点 全242P

 内部統制の構築において、実務で先ず最初に取り組むであろう『業務フローチャートの作成』。株式公開時の申請書類作成でもなければ、なかなか改まって作成することや見直しすることもなく、リスクやチェックポイントの要領も掴めない場合があります。当書籍では、業務毎のフローチャート図の例示やリスク・チェック項目などが挙げられ、わかり易くまとめられています。
 内部統制に関する書籍は数あれど、このような内容の書籍は少なく、理論書ではなく実務書といえ、フローチャート図の作成にお困りの方にはおすすめです。 なお、フローチャートの書き方そのものは、書かれていません。

posted by アイポ at 21:25| Comment(0) | フローチャート

2007年02月12日

内部統制Q&A 経営幹部の疑問にズバリ答える

評価 本 2006年10月発行

目次
第一部.基礎編
1.内部統制とITに関する基礎知識
2.内部統制のためのITソリューション
第二部.理論編
1.内部統制にかかわる基本理念
2.内部統制におけるITへの対応
3.ITによる統制体制の整備
4.ITに対する統制体制の整備
第三部.ガイドライン編
1.IT全般統制
2.業務処理統制  全223P

 『ITへの対応』を中心に、内部統制への取り組みが書かれている。以前、紹介した『システム監査と内部統制の実務』よりは理解できるが、具体例に乏しくイメージが掴み難い。だが、ITは環境や使用ソフトなどによって、千差万別で、具体的事例を挙げるの難しく、逆に具体化し過ぎると専門チックになってしまいそうで、難しい面もある。
 今後、更に良い内容のものが出版されるのを期待したい。
 
posted by アイポ at 02:25| Comment(0) | 内部統制

2007年02月11日

内部統制の考え方と実務

評価 本 本 2006年3月発行

目次
1.内部統制について議論する前に、これだけは知っておきたい
2.これまで空白だった内部統制議論
3.内部統制とは何か
4.業務を見えるかたちにする
5.導入時のコスト負担への対応
6.だれがどのようにモニタリングするのか
7.財務報告にかかる内部統制監査 全189P

 わかりやすく、読みやすい本です。内部統制部会部会長さんの著書でもあります。 ただ、書かれている内容は基本的なものがほとんどで、初めて内部統制を勉強する人に良いのですが、別の書籍やセミナーで既に勉強済みの人には物足りないかもしれません。
 

posted by アイポ at 02:54| Comment(0) | 内部統制

2007年02月10日

これらなわかる!コンプライアンス

評価 本 本 2006年8月発行

目次
第一部:企業倫理・コンプライアンスとはなにか
1.もうまっていられない
2.社会の変化を知る
3.言葉の意味を理解する
4.なんのために活動するか
5.組織内の不正防止もコンプライアンス?
6.倫理や法律で飯が食えるか
7.にぶい感性、無責任な姿勢に怒りが集まる
8.リスクを具体的に考えてみよう
9.鉄壁の守りを作る
10.価値観を共有する
11.正しい行動とはなにか
第二部:法律を基礎から勉強しよう
1.法律って、そうだったのか!
2.行動規範は法律のカタログです
3.それってサービス残業?
4.リサイクルは地球を救う
5.正直な商売が信頼を生む
6.ちょっと待って、ただ乗りはダメですぞ
7.社長、まじかっこいいっス 全174P


 主人公が、近麩羅(コンプラ)吾郎社長という設定で進められ、第二部は社長・弁護士・従業員の三人による、会話で解説されている。
 量的にも内容的にも、読み易くわかり易く書かれているが、物足りなさも感じます。
 文庫本サイズなので、電車の中で「ちょっと 最近よく聞くコンプライアンスでも」という方によいかもしれません。

posted by アイポ at 14:52| Comment(0) | コンプライアンス

2007年02月09日

システム監査と内部統制の実務

評価 本 2006年3月発行

目次
1.システム監査基準改訂の背景
2.システム監査基準
3.システム管理基準
4.ITガバナンスとシステム監査
5.サーベンス・オクスリー法と内部監査
6.不正とITコントロール 全177P

 あまり他に書かれていないテーマなので、思わず買ってしまいましたが、、、。意味不明、専門用語多数、書かれている図解も分けわからない、20分で読むのを諦めた、久しぶりの一品です。
 

posted by アイポ at 12:02| Comment(0) | 内部統制

2007年02月06日

社内規程百科

評価 本 本 2005年11月発行

目次
1.社規社則の総論
2.社是および経営方針
3.組織権限規程
4.業務運営規程
5.役員・経営者関係規程
6.雇用管理に関する規程(就業規則等)
7.パートタイマー就業規則
8.賃金・出張旅費関係諸規程
9.退職金・年金関係規程
10.企業福祉に関する規程
11.労働協約
12.教育訓練・能力開発に関する規程
13.安全衛生管理規程
14.自動車管理規程
15.労使協議制に関する規程 全639P

 解説等は多少ありますが、各規程のサンプルが中心で、規程がズラッと書かれています。また、経理規程およびそれに関する規程はありません。
 

posted by アイポ at 13:58| Comment(0) | 社内規程

2007年02月05日

経理規程ハンドブック

評価 本 本 本 2006年08月発行

目次
1.経理規程
2.勘定科目処理要領
3.原価計算規程
4.予算管理規程
5.販売管理規程
6.与信管理規程
7.購買管理規程
8.外注管理規程
9.棚卸資産管理規程
10.実地棚卸実施要領
11.有価証券管理規程
12.固定資産管理規程
13.関係会社管理規程
14.連結財務諸表作成要領
15.情報システム業務管理規程
16.情報機器管理規程
17.内部監査規程  全647P

 経理規程および、それに関する規定のサンプルやキーポイントが細かく書かれています。
 前回紹介した、経理規程と実務マニュアルの作り方よりも、さらに細かく書かれています。経理規程を更に突き詰めるなら、こちらがおすすめです。が、ただお値段が、、、。



最新版はこちらです。
posted by アイポ at 12:24| Comment(0) | 社内規程

2007年02月04日

経理規程と実務マニュアルの作り方

評価 本 本 本 本 2006年5月発行

目次
1.内部統制、新会計基準、会社法、電子帳簿保存法に対応しよう
2.経理規程の基礎知識を押さえよう
3.経理規程・マニュアルの作成手順を知っておこう
4.経理規程・マニュアルを活用しよう
5.実際に規程を作成してみよう
6.実際にマニュアルを作成してみよう 全301P

 経理規程の作成手順から運用方法、更に一般的なモデル規程やマニュアル例まで書かれていますので、経理規程を作成する上で非常に役に立ちます。
 書かれている内容も、ある程度経理の知識があれば容易に理解でき、会社法や内部統制への対応もされています。
 規程の作成は他者の規程をモデルに作成する場合が多いですが、自社仕様にするため多少の修正も必要となります。その際の、修正ポイントや修正方法の参考になります。

posted by アイポ at 11:55| Comment(0) | 社内規程